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2013/10/26

みのもんた「報道番組降板は最もつらい決断」 自身のセクハラ疑惑は否定

 次男が窃盗容疑で逮捕され、TBSの報道2番組を降板したタレントのみのもんたが26日、都内のホテルで記者会見を開いた。
 会見場に憔悴(しょうすい)しきった表情で現れたみのは「大変世間をお騒がせしまして誠に申し訳ございません」と頭を下げて謝罪した。
 次男が起こした事件について「2カ月間、整理がつきませんでした。『なんであのばか息子が』『俺はどうしたらいいんだ』という気持ちが生じておりました。女房と懸命に育てて社会に送り出したはずなのに、どこかが間違っていたのか。確かにあの子は私の子です。不完全な形で世の中に送り出してしまったのだとしたら、父親としての責任があると思い至りました」と心境を語った。
 二つの番組の降板については「報道系の番組は私の憧れでした。久米宏くんや古舘(伊知郎)くんの番組を見たりして、若いころに憧れたジャーナリストの一員に自分もなれたんじゃないかと喜びも感じました。それを真っ向から否定しなきゃいけない今回の事件。悔しいです。報道番組から降りることが私にとって最も苦しくてきつい判断ですが、自分にとって最もつらい決断をしました」と語り、目に涙を浮かべた。
 「事件後、次男とは話をしたのか」と問われると「一度だけ自宅に会いに行きましたが僕からは何もしゃべりませんでした。彼は玄関口で正座して、僕の顔を見て何か言い掛けましたけど僕は無視して5分で出ました」と明かした。
 また「(次男の)事件の直前に自身のセクハラ問題も話題になったが」と振られると「僕はアシスタントのお嬢さんが(番組中に)とちるたびに『ほらほら』と背中をたたいたりしていました。彼女が僕の手を取ってさえぎる姿が、いかにも女性の体をまさぐるような表現で書かれていたのが残念です。僕はセクハラをするつもりはありません」と疑惑を完全否定した。
 会見の最後に「息子さんに一言」と言われると、みのは「ばかやろう!」と一瞬語気を荒らげたが、再び深々と頭を下げて会見場から立ち去った。

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